『おくりびと』を観て日記を書くつもりだった
だいぶ前になりますが『おくりびと』をワーナーマイカルで観ました。チェロ奏者が納棺師になる話です。評判いいらしいですね。きちっとした作法をきちっとした役者がやっているとそれだけでいいものです。
ただちょっと長く感じました。父との石のエピソードの部分が冗長に思った。僕の膀胱が満杯だったからかもしれない。
元喫茶店という設定だった実家のセットやレコードに、僕があの父の存在を感じとることができたら、石のエピソードを別の角度からみられたのかと、今になって思う。生ビール飲んで映画に挑んではならない。
納棺のシーンが何度も繰り返し出てきますが、主人公の周辺の人々の納棺よりも、仕事として知らない人のところを訪れるシーンの方が好きだった。いずれも緊張感、形式の美しさ、そしてユーモアがあっていいのですが、身内であることでつきまとう物語を少し余計に感じたのかもしれない。ともあれ気持ちよく泣けるよい映画でした。
テーマと山崎努からここは伊丹十三の『お葬式』だよなと思い、帰りにツタヤによったのだけど案の定レンタル済み。そこで何となく借りたのが『17歳の風景』と『笑う超人』。するとどうも「『おくりびと』よかったです」的な日記が書きづらくなった。さらにシネツインでだったか、本筋と関係ない盛り上がりを見せている『闇の子供たち』をみて、さらに書けなくなる。
順番に説明すると、母親を殺したので自転車で逃げる映画と、太田光がホストになって立川談志が死をめぐる落語を2つやるDVD、タイの人身売買をテーマとした(ちょっと違うけどね)映画です。全部死の話だ。しょうがないから書けないことを付け足して日記にする。
さらにどうも残尿感があるので白状しておくともう少し観ている。何か書こうと思っていたものは以下。
- 『トウキョウソナタ』(シネツイン)
- 『赤い風船』(サロンシネマ)
- 『サッド ヴァケイション』(DVD)
映画を観て文章を書くのは思っていたより骨が折れる。んなものかかなくていいんだけどさ。
iCalでいろいろと情報を管理するようになって(携帯をiPhoneにしたので)、観たい映画がけっこう大量にあることが判明している。お金的にも時間的にも苦しいけど、そして寒くなってきたけど観れるといいな。