広島で翻訳茶

広島で働く、英語・日本語の翻訳者/翻訳茶=緒方亮のブログ

「土曜日の夜」

この日記を書いているのは金曜日の夜。まあ、世間は週休2日らしいから、イコールのようなものでしょうか。


ただ、高校までは週休1日で、大学時代は休みたいときに休み、その後、正規雇用とは無関係に過ごしてきた自分にとって、ハナキンと言われても全然ぐっとこない。でも、土曜の午後の胸騒ぎは記憶に残っている。


FISHMANS - 土曜日の夜
http://www.youtube.com/watch?v=gU7wWXOQvHs


いいライブビデオです。在りし日の土曜日の夜、土曜日の午後を感じます。まじめな中高生でそんな夜遊びしてないですけど、きっと夕方の街を歩くだけでその空気にはくるまれていたのだろう。


FISHMANSは「空中キャンプ」以降で、それ以前のはベスト盤でずるしていたから曲の存在を知らなかった。インターネット万歳♪ DVD買いますよ。おなじDVDにはいってるっぽいSEASONもようつべで見れますが、こちらもすばらしい。


音楽関係の話をもうひとつ。Napsterを活かせずにつぶしてしまったのは失敗だったという記事。


音楽業界の過去最大の失策は「ネット戦略」 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/13/news082.html


下の方に13位の話がある。


>1996年にロックバンドR.E.M.との間で音楽史上最高額とされる8000万ドルもの契約を結んだことに対してWarner Bros. Recordsが第13位に選ばれている。


原文はこちら
http://www.blender.com/articles/default.aspx?key=18696&pg=1


契約後に『New Adventures in Hi-Fi』、であってるのかな。レーベルの皮算用的には確かに失敗なのでしょう。でも『Hi-Fi』、よいアルバムなんです。車の運転中に『UP』を聞いていて、涙がでちゃって路肩に寄せたことが数度あります。夏、冷房のない部屋で汗だくになりながらヘッドフォンで『Reveal』に聞き入りました。


Warner Bros.の担当者に、あなたを支持する人が日本にいるんだと言ってあげたい。何の慰めにもならないかもしれないけど。


不可抗力で伝説になってしまった日本のバンドと、伝説になることをずっと拒み続けている米国のバンド、どちらも僕のお気に入りです。